アオスジアゲハとは?見分け方・特徴・観察ポイントを解説

アオスジアゲハ最大の特徴はブルーとパールグリーンのグラデーションから成る模様。アゲハの中でもかなり特徴的な見た目をしている美しい蝶です。

漢字表記は「青条揚羽」、学名は「Graphium sarpedon(グラフィウム・サルペドン)」。アゲハチョウ科に属する蝶です。

アオスジアゲハの基本データを以下にまとめてみました。

・大きさ:翅を広げた状態で約6cm
・色:全体的にオレンジ色、(写真はマレーシア産のため後ろ翅が白い)
・模様:前翅先端部分と後翅縁部分の白い斑点、

    白い縁取り、体にドット模様
・生息地:本州(岩手県・秋田県以南)、九州、四国、南西諸島
・見られる時期:5~10月

ということで今回は「アオスジアゲハ」の見分け方・特徴・観察ポイントを紹介していきます!

目次

オス・メスの見分け方

結論から言うとアオスジアゲハでオス・メスを判別するのはほぼ不可能!(笑)

なぜならハネの色や模様に目立った違いがないからです。ほんの少しの違い、具体的には腹部の形状の違い・お尻の先端の違いから判別するしかありません。

・オス:お腹ほっそり・お尻の先端は割れている
・メス:お腹たぷたぷ・お尻の先端は割れていない

オス・メス判別をする際は以上2点の違いを意識して観察してみてください!

なぜメスのお腹はたぷたぷしているのか?

産卵のために多くの卵をお腹に抱えているからです。

人間にとっては小さな卵でも蝶にとっては決して小さいとは言えません。そんな卵を一生かけて100~300個ほどの残していくのですから、お腹が丸くなって当然です。

その分オスに比べて少し体が重くなると考えられます。オスよりメスのハネの方が比較的大きいのは、産卵に伴うお腹の大きさと重さが背景にあるかもしれませんね。

生態・行動

ここではアオスジアゲハの生態・行動について詳しく解説します。

・成虫が好む花:ヤブガラシ
        ランタナ
        アベリアなど
・卵を産む場所:クスノキ・タブノキ
・飛び方:非常に素早く活発。

     不規則なリズムでバタバタと飛ぶ。

成虫が好む花・産卵場所ともに歩道沿いや公園、ちょっとした空き地や駐車場の脇などに生えていることが多いです。

観察のコツ

アオスジアゲハは本州だと岩手県・秋田県南部、そのほか九州や四国・南西諸島と幅広い地域で観察することができる蝶です。

街路樹や公園、神社など人間の生活圏内で飛んでいるため時期になれば頻繁に見かけます。

しかし先に書いたように、非常に素早く不規則なリズムでバタバタ飛び回る蝶のため、花の蜜を吸っている時にそーっと近づいて見ることをオススメします。

そして幼虫の食草である「クスノキ・タブノキ」が比較的多く生えているのもポイント。特に街路樹として植わっていることが多いです。そのため卵を産みに来る成虫、葉っぱを食べている幼虫、まだ孵化していない卵など色々な段階のアオスジアゲハを見ることができるかもしれません。

クスノキの場合、背が高くなっていて観察が難しいこともありますが、下の方に新芽が生えていることもよくあるので、そこが狙い目です!

通称「おじさん」と言われるアオスジアゲハの幼虫、蝶となり美しく飛ぶ姿をぜひ観察してみてください♪

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