【いきものブログー番外編ー】まだ羽化してないのに！？蛹から蝶のオス・メスを完全予測する方法とは？

こんにちは。いきものキュンキュン隊です。

今回のコラムは「蛹の段階でオス・メスを判別する方法」について！

蝶の蛹は、蛹の段階でオスかメスか判別できると言われています。例えばアゲハチョウはおしりの方に縦の筋があればメス、なければオスなど。

………かなり難しい！（笑）正確に判断することはほぼできないと思って良いと思います。

ところがツマグロヒョウモンの蛹ときたら、これがすごく分かりやすい。

なぜなら “トゲトゲが金色ならメス・銀色ならオス” だからです！（笑）

アゲハチョウのように「微妙にあるような、ないような…」といった曖昧な判別方法ではなく、見ればハッキリと分かる色の違いで教えてくれるツマグロヒョウモン。

私は合計3匹の幼虫を育てたので、オス・メスジャッジチャンスも3回ありました。

・1匹目
蛹化当初のトゲは金色に見えていた。しかし結果はオス。
写真を振り返ると確かにこれは金色ではなく、銀色だなと納得。

・2匹目
蛹化当初からトゲは銀色に見えていて、羽化した結果もしっかりオス。
最初から最後までずっと銀色に見えていたので、判断基準に自信がついた。

・3匹目
蛹化当初から羽化直前までずっと金色のトゲに見えていた。
前2匹がオス、そして最後のツマグロヒョウモンということで、いよいよメスだ！と期待。
ところが羽が透ければ透けるほどオスにしか見えない。白い模様は一切なく、オレンジ一色。

結果、綺麗なオス。写真で振り返っても金色にしか見えない…！（笑）

ということで、ツマグロヒョウモン三兄弟の誕生です（笑）

オス・オスときて最後にメスがきたら最高だなと期待もあっただけに、結局最後もオスというオチには笑ってしまいました。しかも直前までトゲは金色だったと言うのに！（笑）

私は3分の2の確率で蛹からツマグロヒョウモンの性別を正確に判断することができたみたいです。

ただ1つ言えるのは、トゲの色と性別が100%合っているとも言えないということ（笑）たしかにアゲハチョウより判断しやすいですが、今回の最後のような例もあります。どこからどう見ても金色のトゲなのに、羽化の瞬間に近づけば近づく程オスにしか見えない、または銀色なのにメスにしか見えないということが起こります（笑）

完全予測は難しいかもしれませんが、トゲから性別を予想して羽化までの期間を楽しみに過ごすことができるので、とても面白い現象だと思います。ツマグロヒョウモンの幼虫を育てている方は、ぜひ楽しんでみてください♪