ツマベニチョウとは?見分け方・特徴・観察ポイントを解説

蝶 ツマベニチョウ 生態 観察

本州ではお目にかかれないレアなツマベニチョウ。漢字表記は「褄紅蝶」、学名は「Hebomoia glaucippe(ヘボモイア・グラウキッペ)」となっています。日本に生息するシロチョウ科に属する中で最大の大きさを誇る蝶です。

ツマベニチョウの基本データは以下のようにまとめてみました。

・大きさ:翅を広げた状態で約9~10cm
・色:表は白

   裏の後ろハネは薄い黄土色
・模様:前ハネ先端が紅色

    それを際立たせるように周囲を彩る薄茶色
    裏の後ろハネはまるで葉っぱのよう
・生息地:九州南部、南西諸島
・見られる時期:九州は3月~11月
        南西諸島はほぼ1年中

では!「ツマベニチョウ」の見分け方・特徴・観察ポイントを紹介していきます。

目次

オス・メスの見分け方

ツマベニチョウにおけるオス・メスの見分け方は「全体的な色・前ハネの色・後ろハネの模様」です!

ズバリ!

・オス:全体的に「明るく真っ白なハネ」
    前ハネ先端の紅色が赤よりで濃い色
    後ろハネに目立った模様ナシ

・メス:全体的に「黒が薄く混ざっているハネ」

    前ハネ先端の紅色が黄色みの強い色
    後ろハネに発達した黒い模様アリ

以上3点がオス・メスを見分ける時のポイントです。少しの違いが全体的な印象に与える影響はとても大きく、オスとメスとでは全く異なった印象を受けます。

オスは全体的にハッキリ、明るく、パキッとした見た目です。一方メスはオスと比較するとぼんやりした印象(美しいのはもちろん)。

ハネに黒が混ざっているかいないかでここまでイメージが変わってしまうとは、蝶の色彩はやっぱり面白いです。

生態・行動

ここではツマベニチョウの生態・行動について詳しく解説します。

・成虫が好む花:ハイビスカス
・卵を産む場所:ギョボク
・飛び方:力強く、空を高く高く颯爽と飛び回る

ツマベニチョウの生息域について、日本では九州南部と南西諸島に限られていると紹介しましたが、その理由は幼虫の食草「ギョボク」にあります。ギョボクは本州では自生していないため、たとえ迷蝶として本州に飛んできたとしてもその地での繁殖は厳しいのです。

ちなみに「ギョボク」という名前の由来は、その木の性質が柔らかく軽いためよく魚の疑似餌に使われていたことと考えられています!ギョボクは和名で漢字表記だと「魚木」となるのでその通りですね(笑)

観察のコツ

ツマベニチョウの生息地は九州南部、南西諸島に限られているので中々観察できる機会がないかもしれません。

ということで、スジグロカバマダラやカバマダラと同様に昆虫館へ行って見ることをオススメします!

【施設情報】
■ 名称:橿原市昆虫館
■ 所在地:〒634-0024 奈良県橿原市南山町624
■ 公式サイト:https://www.furekon.jp/
■ 観察におすすめの理由:
 チョウの園にツマベニチョウを生きたまま展示
※2025年12月16日時点で温室に75匹飛んでいるとの情報があります!

【施設情報】
■ 名称:伊丹市昆虫館
■ 所在地:〒664-0015 兵庫県伊丹市昆陽池3-1 昆陽池公園内
■ 公式サイト:https://www.itakon.com/
■ 観察におすすめの理由: 
 チョウ温室内にツマベニチョウを生きたまま展示
 (他にも沖縄県にしか生息していない蝶がたくさんいます。)

ぜひ行ってみてください♪

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